エール!
こんにちは。
映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。
今回は、映画「エール!」をご紹介します。
あらすじ
フランスの田舎町。農家を営むベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外、父も母も弟も聴覚障害者。
ミスコンで優勝したこともある美しい母、口(手話)は悪いが熱血漢な父、
ゲーム好きの弟、オープンで明るく仲のいい家族だ。
ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師トーマソンはその才能を見出し、
彼女にパリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。
夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、
彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。
一家の「通訳」でもあるポーラは悩んだ末に、夢をあきらめる決意をする。
しかしその歌声が、耳の聴こえない家族に届く出来事が起こる―。
感想
2021年に公開されたアメリカ映画。
音楽の才能を持つ少女が、聴覚障害のある家族と共に暮らしながら
夢を追い求める姿を描いたヒューマンストーリーです。
▽ 人物像
→ポーラ・ベリエ(ルアンヌ・エメラ)
ベリエ家で唯一耳が聞こえる。
音楽の才能を見出され音楽学校を希望しているが、耳の聴こえない家族から反対をされる。
→ジジ・ベリエ(カリン・ヴィアール)
ポーラの母で聴覚障害者。ミスコンで優勝した過去を持つ。
→ロドルフ・ベリエ(フランソワ・ダミアン)
ポーラの父で聴覚障害者。熱血漢で村長選に立候補する。
→Mr.トーマソン(エリック・エルモスニーノ)
ポーラの歌声に感銘を受け、パリの音楽学校を勧める高校の音楽教師。
→クエンティン・ベリエ(リュカ・ゲルベルグ)
ポーラの弟で聴覚障害者。ゲームが大好き。
▽ 家族はひとつ
この映画は、健聴者である少女と聴覚障害者である両親と弟の、夢と家族の絆を描いた物語。
健聴者であるポーラは唯一、家族と外の世界をつなぐ「通訳者」の役割を担っています。
「家族はひとつ」が合言葉のベリエ家は農業を営んでおり、ポーラも毎朝家業を手伝いながら生活しています。
そんなポーラは歌うことが大好きで、高校の合唱クラブでその才能を発揮することに喜びを見出します。
彼女の歌の才能に気づいた音楽教師は、パリの名門音楽学校への入学を勧めますが、
ポーラの歌声を聴くことのできない両親は、ポーラの才能を信じることができず反対する。
ポーラもまた、唯一「通訳者」である自分が家族を支えるべきと夢を諦めようと悩みます。
ここで描かれているのは、家族への愛と自分の夢との間で葛藤しながら、
最終的に自分の道を見つける成長の過程です。
家族もまた、ルビーの夢を支えようとする姿が心温まる要素として描かれいます。
▽ ちょっとひと息・・・
ラスト、オーディションで家族に向けて歌うシーン。
勝手に涙が出てました。
聴こえない彼らに自分の想いを乗せて伝えた手話。
そして、娘の喉に手を当てて歌を「感じる」父。
なんとも素敵なシーンでした。
最後に
家族の愛と夢について考えさせられる内容で、観た後も余韻が残る素晴らしい映画です。
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