アグリーズ
こんにちは。
映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。
今回は、映画「アグリーズ」をご紹介します。

あらすじ
16歳になると極端な美容整形手術を受け、
「アグリー(醜い人)」から「プリティ(美しい人)」へと変身することが義務付けられた社会。
タリーは世の中の仲間入りをするため、自分の番が来るのを心待ちにしていた。
ところが、友人シェイが手術を拒否して逃亡したことをきっかけに、
自由を求める人々の集まり「スモーク」に関わり、社会の真実と向き合っていく…
感想
マックGが監督を務めた、2024年アメリカのSF映画です。
スコット・ウェスタ―フェルドの小説を原作としています。
▽ 人物像
→タリー・ヤングブラッド(ジョーイ・キング)
プリティになるのを心待ちにしていたが、友人シェイの逃亡により、
地下組織「ザ・スモーク」に参加することになる。
→デヴィット(キース・パワード)
地下組織「ザ・スモーク」のリーダー。
→ぺリス(チェイス・ストークス)
タリーの幼馴染。プリティに変身したことで、タリーに冷たく当たる。
→シェイ(ブリアンヌ・チュー)
タリーの友人。16歳の誕生日を前に手術を拒否し逃げる。
→ドクター・ケーブル(ラバーン・コックス)
整形システムを管理する役人。
▽ アグリーとプリティ
16歳になると美容整形手術を受け、「アグリー(醜い人)」から「プリティ(美しい人)」
へと変身することが義務付けられた世界を舞台とした物語。
主人公タリーがプリティになることを心待ちにしていたところに、
友人シェイの逃亡で、タリーの美しさを追求する社会の考え方に変化が出始めます。
そして、シェイを探すべく、整形に反対する地下組織「ザ・スモーク」へと参加するのですが、
そもそも、幼馴染だったぺリスがプリティに変身した後タリーに冷たく当たったところから、
もしかしたら、タリーの中のプリティに変身すること・整形の考え方が変わっていったのかもしれません。
▽ 美の基準とは
物語では、整形手術をして新しい自分になれば、それが美しいと思われる世界。
整形をしない人は酷い人間だと思われてしまう世界。
「美しくさを押し付けられる怖さ」
「個性を奪われる社会の不気味さ」
がSFファンタジー要素で描かれていますが、
ここで思うことは、「顔が良ければ全てよし?」という事。
現代社会、美容整形手術は当たり前のようになってきていますが、
顔が変われば美しいというのは思い込みに過ぎない。
デヴィットが、タリーに「君は美しい」と伝えるシーンがありますが、
内面がいい人・強い人こそ美しい人であると、私は思う。
▽ ちょっとひと息・・・
最後のタリーは、果たして整形後なのか?それとも…?
ちょっと曖昧なラストでしたが、
ドラマ「私のIDはカンナム美人」ぶりに、美しいとは?について考えさせられる作品でした。
最後に
近未来のディストピア社会を舞台に、美しさが強制される世界での人々の葛藤と選択を描いた作品です。
美しさとは?について今一度考えてみましょう。
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