東京タワー
こんにちは。
映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。
今回は、ドラマ「東京タワー」をご紹介します。

あらすじ
同じことを繰り返すありふれた日々に飽き飽きしていた医大生の小島透は、ある日建築家の浅野詩史と出会う。
詩史の事務所を訪れた透は、コーヒーを飲みながら心地よい音楽を聴き、穏やかな時間を過ごす中、
ふと壁の東京タワーの写真に気付きます。
東京タワーが好きなのかと思いきや、寂しそうだからという理由で「苦手」と答える詩史。
そんな詩史に自分が抱いていた孤独感を重ね、彼女といる時間を愛おしく感じるようになる。
また会いたい気持ちにかられ、再び事務所を訪れた透は意を決し、「もっと、あなたのことが知りたい」と告げる…
感想
「東京タワー」2024年版は、永瀬廉が主演のラブストーリー。
東京で生きる若者たちが織りなす複雑な人間関係を描いています。
▽ 人物像
→小島透(永瀬廉)
都内の大学で医学部に通う21歳。母親と高級マンションで2人暮らしをしているが、
早く家を出ようと夜間にビル警備員のアルバイトをしている。
ある日、建築家の詩史と運命的な出会いを果たす。
詩史が見せてくれる新しい世界に魅了され、どうしようもなく惹かれていく。
→浅野詩史(板谷由夏)
世界からも注目を浴びる建築家。
結婚し、仕事でも成功を収め…と誰もが羨む人生を送っているかのように見えるが、
そんな毎日の中で、大学生の透と出会い、距離が縮まるうち、心が揺さぶられていく…。
→大原耕二(松田元太)
透と同じ大学に通う21歳。透とは高校時代からの友人で、
学部は違うが大学生になった今でも親しくしており、同じ夜間ビル警備員のバイトをしている。
昼間は家庭教師のバイトもしており、透が詩史との逢瀬を重ねていることに焦りを感じた耕二は、
家庭教師先の主婦・喜美子を誘惑しようと…。
→川野喜美子(MEGUMI)
夫と子どもと裕福な生活を送るもどこかに満たされない孤独感を抱えた専業主婦。
娘の家庭教師として来ている20歳以上も年の離れた耕二から誘惑され、
最初こそ拒んでいたものの、抗えずについに危険な道へと踏み出してしまう。

▽ 人は空気で惹かれ合う
このドラマは、恋愛、秘密、そして人間ドラマの要素を盛り込みつつ、
東京タワーというシンボルを通して登場人物たちの心情が映し出される作品です。
主人公・透は年の離れた詩史と関係を持ち、東京タワーの下での彼女との時間が
心の中で重要な意味を持ちますが、詩史は既婚者であり、その関係には複雑な感情が絡みます。
また、サブキャスト人たちの絡みも物語をさらに緊張感のあるものにしています。
特に、透が経験する恋愛や人生の葛藤は、引き込む要素が満載です。
透と詩史との関係が軸となり、詩史が既婚者であることから、二人の間に微妙な緊張感が生まれます。
その一方で、母親や友人との関わりも大きなテーマとなり、家族や人間関係の重要性が物語に深みを加えています。
そして、詩史が伝えた「人は空気で惹かれ合う」によって、透の心情が変化していくところ。
また、詩史がかけた電話を透が切ったところでの詩史の心情の変化に注目です。
▽ ちょっとひと息・・・
メインカップルより、サブカップルの内容が濃く描かれているような気がした。
「不倫の代償は大きいよな」とあらためて感じた。
母親の関係を見てしまった娘の心の傷と、
彼氏がまさかの人妻と不倫関係であること知った彼女の心の傷は、
相当なものだろうなと思って、胸が痛くなった。
最後に
全体として、切ない恋愛模様とともに、人々の心の葛藤を丁寧に描いた作品で、
感情移入しやすいストーリーが展開されています。
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