オットーという男
こんにちは。
映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。
今回は、映画「オットーという男」をご紹介します。

あらすじ
オットーは、町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。
曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、
挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい・・・
そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。
しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。
それも一度じゃなく二度、三度も・・・
世間知らずだが、陽気で人懐っこく、お節介な奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。
小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。
この迷惑一家の出現により “自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく――。
感想
町内イチの嫌われ者。だけど・・・好きにならずにいられない。
2度のアカデミー賞に輝く名優 《トム・ハンクス史上》最も泣ける映画!
幸せなひとりぼっちをリメイクした作品です。
▽ 人物像
→オットー(トム・ハンスク)
町内イチの嫌われ者。曲がったことが大っ嫌いで、いつもご機嫌斜め。
最愛の妻に先立たれ、仕事もなくし、人生にピリオドを打つ決断をする。
→マリソル(マリアナ・トレビーニョ)
メキシコ出身で陽気な主婦。娘が2人いて3人目の子がお腹にいる。人懐っこくお節介な性格。
→トミー(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)
マリソルの夫で、よきパパ。
一家でオットーの向かいの家に越して来た。職業はITコンサルタント。
→ソーニャ(レイチェル・ケラー)
オットーの最愛の妻。病により先立つ。
明るく楽しい女性で、支援学校で教師をしていた。

▽ 2人の女性に出会い
遺伝性の肥大型心筋症が原因で軍隊に入れなかったオットー。
落胆していた彼が運命的に出会ったのがソーニャだった。
ソーニャはとても明るくポジティブで料理が上手な人だった。
持病のせいで暗い人生だったオットーを明るく照らしてくれたのは、ソーニャだった。
お金を貸してくれたお礼に食事をした2人。お金がないことを包み隠さず伝えたオットー。
そんな彼の姿をみて、ソーニャも惹かれたのだろう。
モノクロ人生に色をつけてくれた、ソーニャがいない世界は、オットーにとって何ものでもなかったのだろう。
さらに暗い闇にいたオットーに、光を差し伸べてくれたのが、引っ越して来た一家の妻マリソルだった。
彼女もまた、明るくポジティブで料理が上手な人だ。
ソーニャとは違いお節介な性格ではあるが、それが逆によかったのかもしれない。
彼女は、オットーの話に耳を傾け、よく話を聞いてあげた。
オットーに邪険に扱われても、「バカモノでも、あなたのことを想う人がいるのは幸せなこと」
とまっすぐ伝える姿に、オットーも心を許せたのだろう。

▽ 必要とされること
1度目の自殺を図る時、向かいに引っ越して来た一家の騒ぎに邪魔され、縄の留め具が外れ失敗に終わる。
2度目の自殺を図る時は、マルソルが助けを求め、子ども2人を乗せて病院に行くことになり、失敗に終わる。
3度目の自殺を図る際は、めまいで気を失った老人が先に線路に転落し、助けるはめに。
そして間一髪でまた失敗に終わる。
その頃、ガレージによくいた野良猫を引き取るはめになる。
そして、4度目の自殺を図る時、妻ソーニャの生徒だったトランスジェンダーのマルコムから、
家出をしたから泊めてほしいと頼まれ、失敗に終わる。
マルソル・野良猫・マルコム・ルーベン夫妻。
オットーは、たくさんの人から必要とされていた。必要とされることが必要だったのだ。
おかげで、「生きることが大切だ」と気づくことができたのだ ―。

▽ ちょっとひと息・・・
猫ちゃんが段ボールの中に入るようにジェスチャーするトムさんの姿と、
段ボールから顔を出す猫ちゃんが、なんとも可愛らしい。
そして、運転を教えている時にオットーが言った、
「君は2人の子供がいて3人目が生まれる。遠い国から来て言葉や新しいことを学んだ。
難しいことをやってきたんだ。運転なんて簡単だ。できる子だ。」
のシーンが凄く心に残りました。いつの間にか号泣してた。
あと、エンドロールも素敵でしたね。号泣・・・
そして、若い頃のオットーを演じていたのは、実の息子さん!
面影がしっかりあって、これまたいいですね。
最後に
リメイク版ともあって、泣くことはわかっていたけど、号泣となりました。
ちょっとコメディを入れてあるけど、心温まるとても素敵な物語でした。
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ぜひとも観てもらいたい一作です
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