現実と仮想世界

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こんにちは。

映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。

今回は、韓国映画「ワンダーランド」をご紹介します。

あらすじ

死んでしまった人や昏睡状態になってしまった人など、もう話すこともできない愛する人を
人工知能を使って再現し、対話することができる画期的なサービス「ワンダーランド」
このAI技術サービスを利用する人々の物語。

感想

現実と仮想のはざまで起こる様々な人間関係を描く韓国映画です。

▽ 人物像

→ジョンイン(ぺ・スジ)

 航空会社の乗務員。一緒に働いていたテジュと恋人同士。

 テジュが植物状態となった後、恋しいあまり「ワンダーランドサービス」を申請。

 テジュを宇宙船に勤務する仮想人間の姿にして、毎日宇宙人のテジュとビデオ通話をしながら日常を過ごす。

→テジュ(パク・ボゴム)

 ジョンインの恋人であり、ジョンインと一緒に航空会社の乗務員として働いていたが、

 ある理由で植物人間状態になってしまう。

 奇跡のように意識を取り戻したが、脳が損傷したせいで性格と態度が変わり、

 現実に適応するのが困難で、ジョンインとの関係もますます歪んでしまう。

→バイリー(タンウェイ)

 韓国でシングルマザーとして働きながら暮らしていた中国人だが、ある時死亡した。

 まだ母親が必要である歳の娘バイジアのために死ぬ前に「ワンダーランドサービス」を申請する。

→ヘリ(チョン・ユミ)

 ワンダーランド会社の創業者とみられる人物。

 自分の両親が死亡した時に両親を仮想人間でも良いから蘇らせたいという気持ちで、

 「ワンダーランドシステム」を開発し、仮想人間を作り出した。

→ヒョンス(チェ・ウシク)

 ワンダーランドの社員で、ヘリの後輩。

 いつもヘリとパートナーとして働いていることから、同じように高い能力を持っている。

 ヘリに片思いしている。

▽ 愛する人よ

この作品のキーワードは、「愛」

ジョンインは、植物状態となっている恋人テジュを恋しく思いワンダーランドに依頼をします。

バイリーは、まだ母親が必要である歳の娘のため、自分が亡くなる前にワンダーランドに申請をします。

そして、バイリーの母ファランも、母親がいなくなり寂しく思う孫の為にワンダーランドを利用してあげます。

ヘリは、自分の両親を仮想人間でもいいから蘇らせ、「もう一度会いたい」と願い、

ワンダーランドの仮想世界を作り出します。

恋人との愛、親子の愛、孫とおばあちゃんの愛、様々な愛の形をみることができます。

▽ 夢か現実か

AI技術サービスを利用することにもトラブルが・・・

バイリーは、死亡前の記憶と考古学者としての今の記憶とが混沌したことにより、

娘バイジアに会うために今の記憶を離れようとし、「ワンダーランドシステム」に問題を起こします。

ジョンインは、現実のテジュが奇跡的に目を覚ましたことにより、

実物だが変わってしまった現実のテジュと、偽物だが以前のような宇宙人テジュの間で葛藤することになります。

理想を追求するあまり、夢か現実かバグってしまうのです。

▽ ちょっとひと息・・・

登場人物が豪華キャスト勢揃いでよかったけど、

映画尺の中に登場人物の各ストーリーが多すぎて理解するまでにすごく時間がかかった。

スジとボゴムのラブストーリーを期待しまっていたのかも・・・

亡くなった人に、「もう一度逢える」「会話ができる」ならこんなに嬉しいことはない。

でも、夢から覚めた時、寂しさ・恋しさ・切なさの方が大きく残り、また辛くなりそうな気がする。

最後に

この作品は、撮影期間が2020年から2021年でしたが、

コロナや映画業界の景気悪化で公開が延びてしまったそうです。

約4年あたためられて2024年6月公開となりました。

【Netflix で独占配信中!!!】

ぜひとも観てもらいたい一作です

Instagramにて映画やドラマの紹介をしています。

良かったらこちらもチェックしてみてください。

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