子供だけが悪いのか

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こんにちは。

映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。

今回は、韓国ドラマ「未成年裁判」をご紹介します。

あらすじ

地方少年部判事に就任したシム・ウンソク。
彼女は、未成年犯罪への嫌悪を抱きながら、正義と処罰に対する信念を貫く冷静沈着な判事。
そして彼女の仕事は、複雑な事件と向き合い、罪を犯した若者に審判を下すこと。

感想

この物語は、実在する少年法を題材に、少年犯罪の実態を描いています。

1話から、残酷なストーリーになっていますが、とても考えさせられる内容になっています。

▽ 人物像

→シム・ウンソク(キム・ヘス)

ヨンファ地裁少年合議部判事。過去の事件により不良少年を憎んでいる。

→チャ・テジュ(キム・ムヨル)

ヨンファ地裁少年合議部判事。アルコール依存症の父から家庭内暴力を振るわれていた。

尊属殺人で少年院で過ごした過去をもつ。

→カン・ウォンジュン(イ・ソンミン)

ヨンファ地裁少年合議部部長判事。

テジュ判事は部長のおかげで立ち直ることができた。

→ナ・グニ(イ・ジョンウン)

ウォンジュンの後任となる、ヨンファ地裁少年合議部部長判事。

▽ 「親の努力なしに子供は変わらない」

この物語は、少年法を題材にしているので、非行少年少女を法に則って処罰することがメインです。

ただ実際には、「親が問題である」ということを伝えています。

1話・2話―未成年が9歳の男の子を殺害する事件。

ここでは、「我が子が恐ろしい罪を犯したのに親は裁判に来なかった」

「親の努力なしに子供は変わらない」と伝えています。

3話―父親に虐待される非行少女の事件。

ここでは、「逮捕・隔離されるべきは父親である」と伝えています。

4話・5話―回復センターから脱走する7人の少女の件。

ここでは、「大体非行の原因は家庭にある」と伝えています。

果たして、罰されるべきは子供だけなのか・・・

▽ 少年法は・・・

ナ部長判事が5年前に関わった過失致死事件。

加害者は当時11歳の少年達。少年保護事件ということで裁判はわずか3分で終了。

ただ少年達はその後にも大小の犯罪を繰り返し、ついに重大事件の被告として再び法廷に立つことになる。

ここで、とても印象に残った言葉があります。

「法は被害者の味方じゃない、なんだぁ楽勝だな、たった3分で裁判は終わる」

当時11歳の少年達が感じたであろう言葉。おかげで更生されることなく再び法廷に立つ。

少年法とはいったいなんなんだろう?誰の味方なのだろう?

すごく重く深く考えさせられる言葉でした。

▽ ちょっとひと息・・・

1話で、少年ペク・ソンウ役を演じたイ・ヨン。

男の子が演じているのかと思ったら、女の子だったなんて!

しかも、1995年生まれ。

演じた当時は、なんと27歳!こりゃ驚きです!!

最後に

韓国ドラマシリーズの中では、10話と短めです。

物語の内容は重めですが、サクッと観れるドラマとなっています。

【Netflix 独占配信中】

ぜひとも観てもらいたい一作です

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良かったらこちらもチェックしてみてください。

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