僕はそこに線を描く

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こんにちは。

映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。

今回は、映画「線は、僕を描く」をご紹介します。

あらすじ

大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。
白と黒のみで表現された【水墨画】が霜介の前に色鮮やかな世界となって拡がる。
水墨画の巨匠・篠田湖山に声をかけられ、霜介は水墨画を学び始めることに。
水墨画とは筆先から生み出される「線」のみで描かれる芸術。
描くのは「自然(命)」。
目の前にある「命」を白と黒だけの世界で表現する。
霜介は初めての水墨画に戸惑いながらもその世界に魅了されていく…。

感想

砥上裕將の小説を原作にした映画。

水墨画の美しさに触れ、魅了された大学生の成長と再生を描いた作品です。

▽ 人物像

→青山霜介(横浜流星)

 大学1年生。高校生の時に両親を失い、喪失感に暮れる中、

 展覧会会場で水墨画の巨匠・篠田に声をかけられ、内弟子となる。

→篠田湖山(三浦友和)

 水墨画の巨匠。展覧会会場で会った霜介にかつての自分を重ね、半ば強引に内弟子にさせる。

→篠田千瑛(清原果耶)

 水墨画家で、花卉画を得意とする。

 祖父・湖山が霜介を内弟子にしたことが気に入らず、1年後の「湖山賞」をかけた勝負を宣言する。

 私立の昇華女子大に通う大学生でもある。

→西濱湖峰(江口洋介)

 水墨画家で、湖山の二番手。風景画を得意とする。

 普段は上下作業服で頭にタオルを巻き、軽いノリで会話する。翠山の孫娘・茜に惚れている。

→古前巧(細田佳央太)

 霜介の親友を自称する男子大学生。

→川岸美嘉(河合優実)

 霜介と同じ大学に通う女子大学生。いつも霜介と巧と一緒にいる。

▽ 真っ白な紙

物語は、大学生の青山霜介が、偶然訪れた水墨画の展示で、

孤高の水墨画家・篠田湖山と出会うところから始まります。

高校時代に家族を亡くした霜介は、無気力で自分を見失っているような状態で、

喪失感に暮れていました。そんな時、偶然にも声をかけたのが、水墨画家・湖山でした。

湖山に師事することになった霜介は、彼のもとで水墨画の世界に触れるうちに「描く」意味を考え、

自身の内面と向き合うようになります。

やがて、湖山の孫である美しい女子大学生・千瑛との出会いも彼の成長に大きな影響を与えていきます。

水墨画を通して「描くことの意味」や「自分自身を知ること」に気付いていく霜介の姿が、

繊細かつ力強く描かれています。

湖山は、なぜ霜介に声をかけたのでしょ?

真っ白な紙がそこにいたから

自分の線は自分で見つけ、見つけた線は自分を描く

何も考えられず喪失感から抜け出せずにいた霜介の、

何もない心の中・どうしたらいいかわからない感情を、湖山は見抜いていたのかもしれませ。

▽ 水彩画の美しさ

映像では、水墨画の美しさや日本の伝統文化も見どころの一つとなっています。

水墨画が息をのむほど美しく、描かれるたびにその神秘的な魅力に引き込まれます。

白と黒のコントラストや、墨の滲みが表現する繊細な陰影は、

主人公・霜介たちの感情や内面とも重なり、

水墨画の「余白」は、霜介の心の迷いや成長に対する余白として美しく描かれています。

最後に

全体を通して、描くことで「人が自分と向き合い、新しい自分を発見する」というテーマが胸に響く作品です。

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ぜひとも観てもらいたい一作です

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良かったらこちらもチェックしてみてください。

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