依存の恐ろしさ

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こんにちは。

映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。

今回は、映画「To Leslie トゥ・レスリー」をご紹介します。

あらすじ

かつて宝くじで約19万ドルを手にしたシングルマザーのレスリー。
だが、そのお金は全てアルコールや浪費に使ってしまい、人生が崩壊する。
6年後、レスリーは全てを失い、周囲から見放され、帰る場所もなくなってしまう。
しかし、ある男性との出会いにより、レスリーは自分を取り戻し、
新たな生活を築くために奮闘し、失われた家族や人々との関係修復しようとする…。

感想

2022年にアメリカで公開された映画。

批評家から高評価され、ライズボローの演技は広く称賛を浴び、アカデミー主演女優賞ノミネートされました。

▽ 人物像

→レスリー(アンドレア・ライズボロー)

 かつて宝くじで大金を手にしたが、お酒に全てを使ってしまい、何もかも失うシングルマザー。

→ジェームズ(オーウェン・ティーグ)

 レスリーの息子。今は、友人と共同生活している。

→スウィーニー(マーク・マロン)

 レスリーが働く事になる、モーテルの管理人。

 モーテルの敷地で寝ていたレスリーに声をかける。

→ナンシー(アリソン・ジャネイ)

 レスリーの地元の友人。

→ダッチ(スティーヴン・ルート)

 レスリーの地元の友人。

▽ 依存症の恐ろしさ

物語は、かつて宝くじで大金を手にしたレスリーが、

アルコール等に全てを使い果たし何もかも失うが、再起をかけるお話です。

ここで描かれているのは「アルコール依存の恐ろしさ」。

大金を手にした事によって、大好きなお酒に浸ってしまうところから彼女の人生が壊れていった。

何もかも失ったレスリーが頼ったのは息子ジェームズ。

ジェームズは「酒を飲まない」という条件で同居を許すが、彼女には約束など守れはしない。

ジェームズのルームメイト・ダレンから金を盗んでお酒を買い、隠れてお酒を飲んでしまう。

息子に追い出されたレスリーは地元の友人宅に条件付きで泊めてもらうが、夜な夜なバーに行っては酒に浸る。

結局また追い出され、モーテルの敷地で寝ていたところに、モーテルの管理人スウィーニーが声をかけてくれる。

低賃金での住み込みの客室清掃員としてれを雇ったスウィーニー。

だが、またここでもレスリーは自分の仕事を全うせず、金も酒につぎ込み、しばしばバーに通ってしまう。

お金ができてはお酒に注ぎ込む、アルコール依存症…

「生半可な気持ちでは依存症から抜け出す事はできない」という事を、

アンドレアが全身全霊をかけて表現しています。

▽ スーツケース

実は、物語の中で何度もフォーカスが当てられる、「スーツケース」。

地元の友人宅から追い出された時、玄関外に投げ出されたスーツケースを大事に抱えるレスリー。

勢いで出てってしまいモーテルに置いてきてしまったスーツケースを必死に探すレスリー。

彼女が大事にしたスーツケースの中にあったのは、一番の宝物、息子の写真でした。

依存症になってしまっても、息子に嫌われてた母親でも、彼女を変えてくれるのは、やっぱり愛する子の力なのです。

▽ ちょっとひと息・・・

みんなに言われても、お酒を断ち切れない気持ち。

息子に嫌われる母親としての気持ち。

そして、アルコール依存症の恐怖。

すごく切なくなり、怖くなった。

強い意志を持つ事が必要だなと感じました。

最後に

この映画は、アルコール依存症の影響がいかに人生を壊してしまうか、

またそれを乗り越えることの難しさと希望を描き出しています。

彼女が再生に向けて努力する姿、失われた家族の絆を取り戻そうと奮闘する姿は、

応援したくなるような、そんな気持ちになる作品です。

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ぜひとも観てもらいたい一作です

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良かったらこちらもチェックしてみてください。

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