この恋は初めてだから
こんにちは。
映画・ドラマが好きなテレビっ子、うる。です。
今回は、韓国ドラマ「この恋は初めてだから」をご紹介します。

あらすじ
IT企業の社員ナム・セヒ(イ・ミンギ)は、性格にくせがあり、人やお金にあまり興味がない独身主義者。
働き始めた頃に将来を考え家を購入したが、今はローン返済に苦しめられる生活を送っている。
一方、30歳独身ユン・ジホ(チョン・ソミン)は名高いソウル大学卒の高学歴女子。
脚本家の夢をあきらめられず、安月給の補助作家としてかれこれ5年働いている。
一緒に住んでいる弟ができちゃった結婚をすることになり、居場所がなくなってしまったジホは家を出る羽目に。
そんな二人がひょんなことから一つ屋根の下で暮らすことになるのだが…。
感想
韓国ドラマ「この恋は初めてだから」(原題:이번 생은 처음이라、英題:Because This Is My First Life)は、
2017年に韓国で放送されたロマンティックコメディドラマです。
現代社会の若者たちが直面する結婚、仕事、住居、恋愛などのテーマをリアルかつ温かく描いています。
▽ 人物像
→ナム・セヒ(イ・ミンギ)
IT企業のアプリ開発デザイナー。合理的に生きる独身主義者。
→ユン・ジホ(チョン・ソミン)
脚本家デビューを夢見る、脚本家アシスタント。弟の結婚により住む家を失う。
→ウ・スジ(イ・ソム)
ジホの高校時代からの親友。大企業の代理職を経験し、下着ブランドCEOとして活躍している。
→ヤン・ホラン(キム・ガウン)
ジホのもう1人の親友。レストランマネージャー。
起業家と結婚して専業主婦になるのが夢だったが、年下のウォンソクと同棲中。
→シム・ウォンソク(キム・ミンソク)
ホランの年下の恋人。アプリ開発の技術責任者。結婚を迫るホランに少し困っている。
→マ・サング(パク・ビョンウン)
セヒが勤める会社の社長。結婚よりも恋愛な肉食系男子。

▽ 結婚や恋愛の価値観
最初はお互いに大家と賃貸者の関係だった2人が「契約結婚」によって
次第に相手の価値観や生活に魅力を感じるようになるが、
2人が直面する社会的なプレッシャーや個人の価値観が交錯し葛藤していく物語。
ここで描かれているのは、現代の若者が直面する「結婚」「住居問題」「経済的な不安」「個人の幸せ」
といった現実的なテーマです。

◆結婚や恋愛の価値観
過去の恋愛の影響で、性格にくせが出てしまい独身主義者となってしまったセヒと、
夢を追いかけていたため恋愛の経験がなかったジホ。
ジホが愛を夢見た日に、愛を終えたセヒ。
この2人が同じ屋根の下、互いの結婚や恋愛の価値観に触れながら惹かれ合っていくのです。
◆経済的な現実と夢の葛藤
脚本家としての夢を追いかけたいジホですが、なかなか上手くいきません。
働かなければ資金は増やせないし、お金がなければ条件がいい家に住むこともできない。
夢を追うか経済面を変えるかの選択が迫られます。
◆女性としてのキャリアや自己実現
ジホだけでなく彼女の友人たちにも訪れた「女性としてのキャリア」。
大企業で代理職として働くスジは、女性であるが故にあることないこと非難され
キャリアを積むことができず壁にぶち当たります。
◆自分らしさを守るための選択
ジホの友人で年下の彼と長く交際しているホランは、
昔からカラフルな服を着るのが好きな女性でしたが、いつしか地味で目立たない黒い服を着るように。年齢を重ねるごとに、どこにでもある普通の人生を望むのです。

▽ ちょっとひと息・・・
色んな場面で共感するところが多かった。
年齢を重ねるごとに妊娠できる確率が下がっていくから焦ってしまう気持ち。
周りが結婚していくと自分だけ残された気持ち。
だからといって急いで結婚するべきなのかと思う気持ち。
仕事をどれだけ頑張ろうが報われない気持ち。
改めて、人生の選択って多いんだなと感じました。
最後に
結婚や恋愛の価値観が多様化する現代において、共感させられるドラマ。
コメディ要素を組み込みながら、人生の「選択」について深く考えさせられる作品です。
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